健康診断で「血糖値が高め」と言われると、糖尿病なのか、薬が必要なのかと不安になりますよね。
ただし、健診の数値は自分で診断を決めるためのものではありません。まず結果票の指示を確認し、必要な医療評価を受けたうえで、日常生活で見直せることを整理していきましょう。
① 最初に健診結果の指示を確認する
最初に見るのは、数値だけではなく、結果票に書かれた判定や案内です。
「要受診」「要精密検査」「再検査」などの指示がある場合は、自己判断で生活習慣だけを変えて様子を見るのではなく、その指示に沿って医療機関へ相談してください。
健診値だけで糖尿病かどうか、治療が必要かどうかを自分で決めることはできません。結果票の指示を優先することが最初の行動です。
② 健診での血糖値・HbA1cの見方
健康診断では、主に空腹時血糖とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を確認します。次の区分は、病名を決める診断区分ではなく、健診結果を見るための目安です。
空腹時血糖とは?
朝食を食べる前など、「空腹の状態」で測る血糖値です。
- 99mg/dL以下:基準範囲内
- 100〜109mg/dL:保健指導等で注意される範囲
- 110〜125mg/dL:より高い範囲
- 126mg/dL以上:受診勧奨判定値を超えるレベル
HbA1cとは?
HbA1cは、最近1〜2か月程度の血糖状態を反映する指標です。
- 5.5%以下:基準範囲内
- 5.6〜5.9%:保健指導等で注意される範囲
- 6.0〜6.4%:より高い範囲
- 6.5%以上:受診勧奨判定値を超えるレベル
貧血など、HbA1cの解釈に影響する条件もあります。個人の数値は、血糖値や体の状態とあわせて医療機関で評価してもらいましょう。
③ 糖尿病の診断は医療機関で行う
日本糖尿病学会のガイドラインでは、次のいずれかを満たす場合を「糖尿病型」としています。
- 空腹時血糖 126mg/dL以上
- 75gOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)2時間値 200mg/dL以上
- 随時血糖 200mg/dL以上
- HbA1c 6.5%以上
ただし、これは読者自身が糖尿病と診断するための一覧ではありません。診断は、血糖値とHbA1c、再検査、症状や臨床所見などを組み合わせて医療機関で行われます。
HbA1c 6.5%以上という結果だけで自己診断はできません。HbA1cのみを繰り返した検査だけでは診断せず、血糖値による確認も必要です。
④ まず確認したい受診・再検査の目安
次に当てはまる場合は、商品や生活習慣だけで様子を見ず、健診結果の指示または医療機関への相談を優先してください。
- 結果票に「要受診」「要精密検査」「再検査」などの指示がある
- 空腹時血糖126mg/dL以上、HbA1c 6.5%以上などを指摘された
- 高い値を繰り返し指摘されている
- 強い口渇、水分を多量にとる、尿が増えた、意図しない体重減少などがある
- すでに糖尿病や血糖異常で治療中
- 妊娠中に血糖について指摘された
妊娠中は、妊娠糖尿病など通常とは異なる評価が行われます。産科・医療機関の指示を優先してください。
糖尿病の治療中で、血糖降下薬やインスリンを使用している人は、食事量や運動量を自己判断で大きく変えず、主治医の指示を優先してください。
⑤ 血糖値が高くなる理由
血糖値に関わる要因は、甘いものだけではありません。
食事の影響
例えば、
- 甘い飲み物
- 菓子パン中心
- 麺類だけ
- 早食い
糖質中心の食事が続くと、食後の血糖値が上がりやすくなる場合があります。
運動不足
筋肉は糖を利用するため、活動量が少ない生活が続くことも血糖値に関わります。デスクワークや在宅ワーク中心の人は、座り続ける時間を振り返ってみましょう。
睡眠不足
睡眠不足は、食欲や血糖の調節に関わる要因の一つです。食事だけでなく、睡眠時間や生活リズムも確認してみましょう。
ストレス
ストレスが続くと、食事量や甘いもののとり方が変わることがあります。数値の理由を一つに決めつけず、生活全体を振り返ることが大切です。
⑥ 医療評価と並行して見直したい生活習慣
ここで紹介するのは一般的な生活習慣の見直しです。健診で指示された再検査や受診、治療の代わりにはなりません。
食事の組み合わせを見直す
みおが調べていて感じたのは、「糖質ゼロにする」より、「急激に上げにくくする」ほうが、現実的で続けやすそうということ。
野菜から食べる
最初に、
- 野菜
- 食物繊維
- タンパク質
を食べることで、血糖値の急上昇を抑えやすいと言われています。
「糖質だけ」を避ける
例えば、
- 菓子パンだけ
- 麺だけ
- ジュースだけ
みたいな食べ方は、血糖値が乱れやすいことも。だから、
- 卵
- 納豆
- ヨーグルト
- 肉・魚
などを足すのも大事みたいです。
よく噛む
意外と大事なのがこれ。早食いは、血糖値が上がりやすいとも言われています。
飲み物の選び方も確認する
甘い飲み物を日常的にとっている場合は、水や無糖のお茶などを選ぶ方法があります。特定の飲み物だけで健診値を改善しようとせず、食事全体とあわせて考えましょう。
食後に少し歩く
体調に問題がなく、医療機関から運動を止められていない人は、日常の活動量を増やす方法として食後に軽く歩くことも選択肢です。
無理のない範囲で、
- 10分ほど歩く
- 階段を使う
- 少し遠回りする
などから始められます。10分歩けば健診値が改善するという意味ではなく、長時間歩く必要があるわけでもありません。
睡眠を整える
睡眠時間と生活リズムを振り返り、夜更かしが続いている場合は、就寝時刻を少しずつ整える方法があります。
ストレスを溜め込みすぎない
ストレスが続くと、甘いもののとり方や食事量が変わることもあります。
みおは、「完璧に我慢する」より、「少しずつ整える」ほうが続きやすいと思っています。
治療中の人は、食事量や運動量を自己判断で大きく変えないでください。血糖降下薬やインスリンを使用している場合も、主治医の指示を優先します。
⑦ 機能性表示食品を検討するときの注意
機能性表示食品は医薬品ではなく、糖尿病の診断や治療の代わりにはなりません。健診で受診や再検査を指示されている場合は、商品を試して様子を見るのではなく、その指示を優先してください。
⑧ みおのまとめ
健康診断で血糖値が高めと言われたときは、まず結果票の判定と指示を確認します。
- 空腹時血糖とHbA1cは、見ているものが異なる
- 健診の区分と糖尿病の診断は同じではない
- 受診や再検査の指示がある場合は、その案内を優先する
- 食事・運動・睡眠の見直しは、医療評価と並行して行う
何をすればよいか迷ったら、生活を急に大きく変える前に、健診結果を持って医療機関へ相談しましょう。
✅ みおのまとめ
健診の数値だけで自己診断せず、受診・再検査の指示を優先することが大切です。そのうえで、できる範囲から食事や生活習慣を見直しましょう。
健康診断で「血糖値が高め」と言われると、不安になる人もいるでしょう。
まず結果票の指示を確認し、受診や再検査が必要なら、その案内を優先してください。
食事・睡眠・軽い運動などは、必要な医療評価と並行して無理のない範囲で見直しましょう。
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